日本文学史概説Ⅰ その4

本日は歌謡について・・・

もともと歌はすべて口に歌う歌謡であった。
しかし、万葉時代から文字によって目に訴えるのが出てきた。
これが和歌である。
口に歌う歌謡は別途発展をしたのだ。

歌謡の作品を二点紹介♪

和漢朗詠集』(ワカンロウエイシュウ)
優れた漢詩の一部と・・・
優れた和歌の一部とを併載。
編者は藤原公任(フジワラノキントウ)。

梁塵秘抄』(リョウジンヒショウ)
歌謡の類の集大成。
二十巻中一巻の部分と二巻全部が現存する。
それだけでも五百数十首に達する。
編者は後白河院(ゴシラカワイン)